昭和55年度を取り上げます。
いよいよ1980年代に入り、以前と比べて生活が変貌してきたなあと実感する人々が多くなってきた時期かもしれません。
4月号で目についたのは、次の記事でした。

若者の都会への流出が続いていたとはいえ、結婚するカップルもまだ多かった頃です。三輪地区の取り組みが継続的にあったことは、ある意味では時代を先取りしていました。しかし同時に、結婚式のための施設・建物が増えたのもこの頃だったと思い出します。
六月号には、稲作農業が一層厳しくなったことを思わせる農業者大会の記事が大きく取り上げられていました。

大きな変革のさなかにあったということでしょうか。
10月号に駅伝大会の様子があり、盛んだったことを思い出させてくれました。

町内メインストリートを走り抜けていく、若者から壮年者たちの姿が懐かしいです。
「みどころ紹介」というコーナーができて、町内名所が載っていました。
最初に取り上げられたのは6月号で、梨の木峠にある湿原です。

実際に足を運んだ方も多いのではないでしょうか。
年が明けての1月号にうれしい紹介記事がありました。

「盆踊りとしては東北初」ということは実に誇らしいですね。
年度末3月号にこんな記事が載りました。

これは生活が豊かになってきた一つの証拠とも言えそうです。
今はごく普通に使っていますが、当時は「健康管理」という言葉はまだ珍しかった気がします。
物質的な充足に伴った問題点が出始めてきたと言えそうな一コマでした。
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