これが記念すべき創刊1号(昭和32年4月)の1ページ目上段です。
漢字の使用一つにも歴史を感じます。
また、当時の菊池町長の施政方針要旨を読むと、施策の重点としての順序が「消防行政」→「土木行政」→「教育行政」→「社会及び労働施設…」となっていることに、その時代の優先度が表れているような気もしました。
3ページ目は、写真付きでした。
60代以上の方ならば、この建物の姿に懐かしさを感じる人は多いのではないでしょうか。
昭和31年1月に完成した町庁舎です。
役場内の課構成も、現在よりだいぶシンプルです。ここにも時代性が表れています。
この面の下部には羽後町議会の委員会構成が載っていました。
最終4面で取り上げられていることを、いくつかの「見出し」で見てみましょう。
◇「失業対策事業とは」
◇「四、五月の農作物重点指導事項」
◇「地区婦人会代表者協議会開催」
◇「お便り~羽後病院」
◇「長期欠席児童をなくしましょう」
最後の見出しにはおっと思わされました。
全国的にみても秋田県は長欠児童が多いというデータが示されていました。
しかし、我が羽後町には「殆どありません」という記述に、地域社会の理解は以前から根付いていたと安心させられた記事でした。
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