「羽後の子ども」第28集より
「羽後の子ども」第28集(1997年度)より
この年度の主な出来事は、町広報ピックアップをご覧ください。
それ以外のことでは、9月に五輪坂スポーツガーデンが完成しました。
11月には西馬音内地区に大型ショッピングセンター進出し、国道398号線の姿が大きく変わりました。
大晦日の夜、町出身歌手の岩本公水さんがNHK紅白歌合戦出場したのもこの年でした。

しんまい
元西小1年
いすにすわったら、
白いゆげ。
ぼく、
うらしまたろうになっちゃった。
おちゃわんもったら、
きらきらひかるおほしさま。
いろは、
まっ白。
青い空にうかぶ
くじらぐもみたい。
はしでつまんだら、
びっくり。ほんとの
おほしさま。
口まできたら、
あまいにおい。
ケーキのきょうだいかな。
早くたべたよ、
もぐもぐもぐ。
おかわりしたよ、
むしゃむしゃむしゃ。
あー、
おなかいっぱい
たべすぎちゃったよう。
◆笑顔が見える。家族の顔が見える。「新米」という、一年の農家の働きの結晶がそこにあって、きらきら光っている。食べることは生きること。その意味が伝わってくるようだ。

みかんまき
西馬音内小5年
屋根からみかんとおかしがとんでくる
人の頭をこしてとんでくる
そのみかんとおかしをめがけて
人がとぶ
頭や足の間をみかんとおかしがとぶ
ぼくはジャンプをしてナイスキャッチ
みかんがおもしろがってとびはねる
じいさんばあさんもとびはねる
赤ちゃんもせなかではねる
雪までもみかんとおかしを見ながらまってる
犬もねこもいたらとぶだろう
店の人たちも屋根の上で
右に行ったり左に行ったりして
とんでるみたいだ
投げられたみかんはおもしろがってわれちゃった
小さなおかしは雪でけしょうして落ちてきた
楽しいなあ
みかんまきは
大さわぎ
◆みかんまきの夜は、心が浮き立って、まく者も拾う者も、そしてまかれるみかんでさえ、とんだりはねたりしているように見える。寒い時期の小正月行事、その熱いエネルギーは、雪をとかすいきおいがある。



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