《61》シカダネァ
- 晴夫 沼澤
- 8 分前
- 読了時間: 2分
ビッグワードという言い方は該当しないかもしれないが「対象範囲が広い、多くの意味を持つ、場によって使い方が異なる」等が当てはまる語は、オラホにもいくつかある。
もとになる共通語では、意味は限定的で使い方の範囲は限られているので、都会でふいに口にすると、誤解されやすい語といえるかもしれない。
【シカダネァ】…「仕方ない」の訛りであり、本来の「やむを得ない・どうにもならない・改めようがない(広辞苑)」とは別に、下記のような意味、ニュアンスを持つ。
① すまない。すみません ②ありがとう ③かわいそうだ
使い方は多様にあるが、取りあえず二例だけ載せる。
「いっつも、ええものばり届げでもらって、シカダネァなあ。」
(いつも、良いものを届けてくれて、ありがとう)
「野球の練習あたえがんばってきたなさ、一点もとれにゃで負げでしまって、あやあ、シカダネァがったごど」
(野球の練習をあんなに頑張ってきたのに、一点もとれないで負けてしまい、ほんとうに可哀そうだったねえ)

移住者や外国の方が覚えるべきオラホのコトバの第一は、万能語としての【ドーモ】であろう。
その次に、と考えるとこの【シカダネァ】も候補になるのではないか。
ただ、こうしたオラホのコトバは、表情や言い方を添えてこそ心が伝わるという特徴もある。
その意味では、気持ちを込める方言練習(笑)などあれば、必須の語として扱いたいものだ。



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