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《48》ヤヂマゲダ

  • 執筆者の写真: 晴夫 沼澤
    晴夫 沼澤
  • 2025年12月30日
  • 読了時間: 2分

 方言は当然口伝えであるから、いかに多く耳にしたかによって、脳への保存度合いが違うことだろう。

 幼い頃や若い時分は使えなくとも、齢を重ねてから口に出来るということは、しょっちゅう聞いていたからなのか。

 昔は難儀なことばかりだったからなあと思ったりする。

 そんなオラホのコトバの一つがこれである。

 

 

【ヤヂマゲダ】…「大変だ」「困ってしまった」などの意味

 

 表記として【やちまげだ】【やじまげる】と載せている関連書が多い。


 語源は明らかになっておらず、個人的に「八千(やち)」+「撒ける」(つまり、たくさんのものがひっくり返るといった意味合い)ではないかと予想しているが、どうだろう。


 また使う頻度としては、過ぎ去ったことを言う場合が多いので過去形として挙げてみた。

 

「せんだって、隣の町であった火事でよぉ、三軒も焼げでしまったど。この寒びじきにヤヂマゲダべなあ」

 (先日、隣の町であった火事では、三軒も焼けてしまったそうだね。この寒いときに本当 に大変だろうなあ)

 


 自分や周囲だけでなく、全般に大変で取り返しのつかないような困った状態に置かれた時に、同情や慰めるような意味で使う言葉である。

 

 しかし、他者を評価する場合の「困った」にもよく使われる。


「あやー、あいつまだ間違ったながあ。ヤヂマゲダ男だなやぁ。」


 かなり厳しい一言であると承知しておきたい(笑)。

 
 
 

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