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《47》ツマキャリ

  • 執筆者の写真: 晴夫 沼澤
    晴夫 沼澤
  • 2025年12月27日
  • 読了時間: 2分

 齢を重ねるたびに、心に留めなければならない注意事項が増える。


 身体動作に関わることがまず挙げられる。よく言われるのが「転ばないこと」で、同年代でお互いに気をつけ合う際に「コロバニャようにな」と優しく声をかけ合う。

 

 しかしこれはオラホのコトバで語った方が、よりリアリティがある。

 

 

 【ツマキャリ】…「つまずく」「つまずいて転ぶこと」

 「躓く+かえる」からの訛りと考えられる。【チマケァリ】【シマケァリ】という発音表記もある。

 

「ワギャジキなば、したごとニャガったのも、この頃はよぉ気つけでねば、すぐツマキャリしてしまうがら、そろそろと歩いでる」

 (若い時分はそんなことはなかったけれど、この頃は気をつけていないと、すぐに躓いてしまうので、ゆっくりと歩いているよ)

 

 

 いつものように『秋田のことば』(無明舎出版社)を開くと、見出し語として似ている語がある。


【ちんきゃりこ】である。

 これは実際あまり使ったことはないが、耳にした時はある。この著には「さかだち」「宙返り」を意味すると書いてあった。

 続けてこう説明がある。

 「平鹿町ではつまずくことを意味するが、体をツイとひっくり返ることをいったものと考えると共通性が認められる。」


 納得できるが、実際に今その地域では「チンキャリコしにゃように気ぃつけれよ」などと使っているとしたら、よりほんわかムードがつのる。

 聞いてみたい。

 
 
 

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