《46》ゴッツォ
- 晴夫 沼澤
- 2025年12月26日
- 読了時間: 1分
結構な頻度で使っていて、おそらく方言だとわかっているが、あまり意識しない語はあるのかもしれない。
そして改めて「文字」にしてみると、少し新鮮なイメージを持ったりする。そんな語もある。このオラホのコトバもそうかもしれない。
【ゴッツォ】…「ご馳走」「豪華な料理」などの意味。
当然、「ごちそう」が訛ってこうなったと考えられるが、どこか独特の響きがある。
「今日は朝早くがら皆よく難儀してけだがら、家さ帰ったらゴッツォいっぺつぐるがらな。」
(今日は、朝早くから、みんなよく頑張ってくれたから、家へ帰ったら、ごちそういっぱい作るからね)

単独でもよく使われるが、【ゴッツォサン】(ごちそうさま)は日常語でもある。
これは力士の言葉として有名な「ごっつあん」(感謝の意を表す)と同様であろう。
【オオゴッツォ】(すごいご馳走)などという使い方もある。
ところで『秋田のことば』(無明舎出版社)には、見出し語としてこの語がなく、【ごっつぉだんし】が載っている。
しかも意味は「訪問の時のことば」つまり「ごめんください」として、しかも用例採集が「稲川町」(現湯沢市)である。2年間勤務した地域であるが、残念ながら耳にしたことがなかった。
どれほどの広まり、歴史的背景の有無など興味が湧いた。



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