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《45》マガス&

  • 執筆者の写真: 晴夫 沼澤
    晴夫 沼澤
  • 2025年12月24日
  • 読了時間: 2分

 日常行為の方言が徐々に姿を消している。

 それは行為・行動そのものが減っている場合と、ことばそのものがいわゆる共通語に浸食されている場合があるだろう。

 

 ふだんの「失敗行動」は減らないようだから、そうした折に思い出したいオラホのコトバがある。

 

 

【マガス】…「液体を入れ物からこぼしてしまう」の意味。


 同様の場合に使われる【マガル】(こぼれる・あふれる)よりは、不注意や不測の感が強くあり、責任の所在がはっきりしていると言えよう。

 

「酒っこ運んできたば、廊下の曲がり角でツマケァリしてしまって、ビャッコ、マガシテしまった。ごめんしてけれ」

 (お酒を運んで来たら、廊下の曲がり角でつまずいてしまって、少しこぼしてしまった。許してください)

 


 【マゲル】も含めて、おそらく「撒く」という語を由来に持つこれらは、それぞれにニュアンスの違いがある。

 【マゲル】は意識的にこぼすという面が強い。「ぶちまける」の意味、場面を想像すればわかりやすい。

 

 他者に対して注意を促す場合にも、どの語を使うかで、口にする人の性格が反映したり、または対象者への気持ちが表れたりすることもある…というのは深読みしすぎか。

「マガサニャように…」

「マガラニャように…」

「マゲニャように…」

 

 こう書いてきて使用例を思い出すと、つくづく「マゲル」は人柄にかかわるものだなと…「マカス」はそう使い方はしない。


「小便マゲル」「ええふりマゲル」「嘘マゲル」・・・・

 
 
 

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