《21》コデァラエネァ&
- 晴夫 沼澤
- 2 分前
- 読了時間: 1分
2025春のNHK朝ドラ『あんぱん』でよく登場する語(高知弁)に、「たまるか!」がある。
会話場面の受け答えで使われていて、その時々にニュアンスは違うのだが、その語自体は「たまらない」から派生していることは確かだ。
では、オラホでは「たまらない・たまらん」に当てはまるのは、ああ、あれだと思いついた。
【コデァラエネァ】…「非常によい」「こたえられないほど素晴らしい」という意味。最上級の誉め方といってよい。
「あこの風呂なば、まんず景色がたいしたエくてよ、ユタッとするけな。それさ、料理もウミャガッタし、ほんとにコデァラエネっけ」
(あそこのお風呂は、まず景色が最高によくて、ゆっくりした気分になれたね。それに料理も美味しかったし、本当に素晴らしかったよ。)

一般的に「良い」を表す言葉としては【エ】が使われる。汎用性が広い語で、「結構です」と断る場合などもよく口にする。
【コノマシ】も「よい」「美しい」「大きい」の意味を持っている。
また【ガッパリ】は「ちょうど良い具合だ」という時に使われる。
しかし総じて、誉め言葉としての「良い」はそれほど語彙がないように思う。
これは地域性なのか。国全体に関わるのか。どうなのだろう。
Comments