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《19》シナリジエ&

  • 執筆者の写真: 晴夫 沼澤
    晴夫 沼澤
  • 4月30日
  • 読了時間: 2分

 【シネァ】(噛みきれない・強い)は、範囲は限定的だろうが、まだ使用頻度が高いように思う。

 もっぱら食べ物に使われるので、そう表現できるモノに出会ったとき、積極的に口に出して消滅を防ごうではありませんか。



 さて、シネァと関わる語として、これも無くしたくないコトバである。

 

 【シナリジ(ヅ)エ】…「しなり強い・粘り強い」を意味する。

 しなやかさを持ち、たやすく折れない強さを持つ人間や物体などを形容している。



 

「なんぼ打だれでも、あのピッチャーなば、ながながシナリジエなや。満塁なっても、そのあどシカット三振とるがらな。」

 (どんなにヒットを打たれても、あのピッチャーはなかなか粘り強いよねえ。満塁になっても、その後の打者からきっちり三振をとるからね。)

 

【シカット】…「ちゃんと」「しっかり」「きっちり」などの意味。


 例えば、若い人に限らず、転職は普通のことになった。

 しかし、新卒で企業へ入社した日にすぐ退職する若者もいることを聞くと、なんかなあと思う。


 「我慢」の価値などはとっくに暴落している(笑)だろうし、その価値観自体は旧態依然とした世代層からの目線が強いと理解している。

 自己の力をどこへどう向けるかは個々に委ねられるだろう。

 

 それでもなお、人には「シナリジエ」く在らねばならない時が、必ず何度かはやってくることだけは覚悟した方がいい。

 

 
 
 

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