何かにつけ大騒ぎをすることは、昔も今も変わりはないだろうけど、今はどうしても間接的な関わり、つまりメディアを通したものになりがちだ。
直接的な場でないと、身体感覚に訴える方言はそぐわないのかもしれない。だからあまり使われなくなるのか。

【ユッチメグ(メガス)】…「大騒ぎをする」という意味。
こんなふうな言い方がされる。
「悪口を言われただけダべ。シタゴトで、オガ ユッチメグな」
(悪口を言われただけだろ。そんなことで、あんまり大騒ぎするな)
場を想像すれば、部屋のなかで言い合いしたり、愚痴ったりしてうるさいイメージだ。
「大騒ぎ」という意味をもつ語は他に【ノンノメグ】がある。
これは【ノンノド】が「どんどん、盛んに」を表しているので、そこから派生したと考えられる。
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