あまりに雪が少なかった昨冬(2023暮から2024)に比べると、それなりに積もったが、これで峠を過ぎれば、まだかなりラクと言える。
最近はそんな声を耳にしなくなったが、除雪した後などこんな会話が聞こえることがよくあった。
「あこの家の前なば、毎日ほんとによぐ、テンテデグ、雪ハダゲデイルナ。」
(あそこの家の前は、毎日本当よく、すっかりと道が見えるまで雪寄せしているね)
除雪に関した使い方に限らないが、こうしたコトバは語感が良くて気に入っている。

【ハダゲル】…「かき集める・こすり取る」ことをして、下部が見えるようにする。
「ご飯を一粒残らず食べる」ような場合にも、茶碗などをハダゲルと使う。
「はだける(開く、広げる)」との関わりもあるだろう。
【テンテデグ・デンデンデグ】は「全部」「すっかり」「残らず」という意味。
「徹底的に」というニュアンスだが、最近こうした傾向は減りつつある。
コメント