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《14》ハダゲル&…

執筆者の写真: 晴夫 沼澤晴夫 沼澤

 あまりに雪が少なかった昨冬(2023暮から2024)に比べると、それなりに積もったが、これで峠を過ぎれば、まだかなりラクと言える。


 最近はそんな声を耳にしなくなったが、除雪した後などこんな会話が聞こえることがよくあった。

 

「あこの家の前なば、毎日ほんとによぐ、テンテデグ、雪ハダゲデイルナ。」

 (あそこの家の前は、毎日本当よく、すっかりと道が見えるまで雪寄せしているね)

 

 除雪に関した使い方に限らないが、こうしたコトバは語感が良くて気に入っている。

 



【ハダゲル】…「かき集める・こすり取る」ことをして、下部が見えるようにする。

「ご飯を一粒残らず食べる」ような場合にも、茶碗などをハダゲルと使う。


「はだける(開く、広げる)」との関わりもあるだろう。

 

【テンテデグ・デンデンデグ】は「全部」「すっかり」「残らず」という意味。

「徹底的に」というニュアンスだが、最近こうした傾向は減りつつある。

 
 
 

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