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《11》アベ&…

  • 執筆者の写真: 晴夫 沼澤
    晴夫 沼澤
  • 1月3日
  • 読了時間: 1分

 時代によって使われなくなる方言が、暮らし方の変化とつながっていることは間違いない。

 そしてそれは「心」の部分も重なる。この短い語も、そんな一つかもしれない。

 

 

【アベ】…「行こう」「来い」「歩こう」などを意味する。位置や状況によって、若干ニュアンスが違う。

 ただいずれも「一緒に…」という気持ちは込められるだろう


 昔は、こんな言い方をよくした(された)。

 

「ナエやってるな。ムツケニャで、はやぐ、こっちさアベ。」

(何してるのよ、ひねくれないで、早くこっちに来なさい。)


 

【ムツケル(ムグレル)】とは「むくれる」「ひねくれる」「いらだって黙る」といった意味。

 この頃は、そんなワラシ(子ども)も少なくなったが、しょっちゅうそんな事をしていると「ムツケベゴ(牛)」と言われたものだ

 
 
 

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